冠婚葬祭の中で最も注意が必要なのがお葬式。
「黒っぽいパンプスならなんでもいいのでは?」と思いがちですが、気をつけるべきポイントがいくつもあります。
良くないとされるデザイン、素材に注意しましょう。
おすすめは黒のプレーンパンプス
お葬式で間違いがないものを選ぶポイントは・黒色
・飾りがない
・3~5cmほどの安定感のあるヒール
の3点が挙げられます。
これらを満たした最もシンプルなパンプスがおすすめです。
具体的には上のような感じです。シンプルにまとめましょう。
そもそも靴の種類は?
基本的にはパンプスです。スニーカーやサンダルはNGです。正面から見るとパンプスに見えるようなバックストラップパンプスも避けるべきです。
また、勘違いされがちですがローファーも避けるべきです。
ローファーは怠け者という言葉が名前の由来で、簡単に脱ぎ履きできるという点からこの名前になったと言われています。
その意味から分かる通りカジュアルなもので、フォーマルな場には不向きです。
パンプスの形
お葬式の際に履く靴として念頭に置かなければいけないことが、「フォーマルな靴を選ぶ」ということです。逆を言うと、「カジュアルではないもの」と考えても良いです。
トゥの形
ラウンドトゥ・・・・◯
ポインテッドトゥ・・△
(攻撃的、カジュアルな印象に感じられることもあります
他のものがあれば変えたほうが良い)
スクエアトゥ・・・・◯
アーモンドトゥ・・・◯
オープントゥ・・・・×(肌の露出はNG)
ラウンドトゥ、スクエアトゥ、アーモンドトゥから選ぶのが無難です。
立ったり歩いたりという動作が多い会場の場合は、つま先がゆったりとしているスクエアトゥやラウンドトゥが履きやすいと思いますよ。
ヒールの種類、太さ、高さ
避けた方がいいヒールの種類
・ウェッジヒール
・スタックヒール
・ピンヒール
具体的には挙げると上記のようなタイプのヒールがNG。
カジュアルなものやファッション性の高いもの(流行り廃りのあるもの)は避けるべきです。
太さ
ヒールは太めのものが良いでしょう。
移動が多くても負担になりにくいもの、カツカツと音がしないものを基準に選びましょう。
ゴム製のリフトのものや「静音ヒール」と宣伝されているものがおすすめです。
細いヒールは安定感に欠け、音も出やすく
疲れやすい、目立ってしまうという点からおすすめできません。
「ピンヒール」で想像するような細さでなければ見た目的には問題ないでしょう。
ヒールのカツカツ音についてはこちらの記事をご覧ください。
高さ
ヒールの高さは、3cm~5cm程度のものが良いです。低すぎるとカジュアルな印象、高すぎると華美な印象になってしまいがち。
中間くらいの高さのこれくらいが無難ですね。
さらにチェック
素材
天然皮革、合成皮革、布、生地のものが一般的です。光沢感が強い素材のエナメル、殺生が連想されるスエードやアニマル柄などはNG。
一部では本革も良くないという意見もありますが、現代あまり一般的ではないので気にする必要はないかと思います。
装飾
装飾のある靴は基本的に避けるのが良いです。避けたほうが良いもの
・リボンや装飾のついたもの
・メダリオン(穴飾り)のあるもの
・金具の目立つもの
ストラップがあるものは?
ストラップのあるパンプスは歩きやすく安定感もあるため人気があります。ヒール慣れしていない方にもおすすめしやすいデザインです。
ストラップが付いた靴は様々な意見があり難しい部分ですが、
金具が派手ではなく、全体的にシンプルな印象であれば良いのではないかと思います。
出席されるお葬式の雰囲気などで変わってくるので一概に良いとも悪いとも言えない部分です。
シルバーのシンプルなデザインなら◯
まとめ
女性のお葬式の服装は気を使けたいポイントが多くあり、突然の訃報で対応するのは難しく、何があってもいいように準備をしておくと安心です。
フォーマルな場に対応できるよう、シンプルな黒のパンプスは一足あると便利ですね。
ブラシを掛けてすぐに履けるよう、ケア用品の準備もお忘れなく。